Linuxで開発されたソフトウェアのソースコードのライセンス

この前,友人と飲みに行った時,顧客に納めるマシンのOSの話になりました.僕の記憶では,Linuxで開発されたソフトのソースコードは(要望があれば)公開しなくてはならない(GNUライセンス?)と思ってるのですが,会社で気にする人は少ないようです.曰く「会社では(自社で書いた)ソースコードの扱いに関して議論されることはない.Linuxは,単純に『無料で使えるOS』と思っている人も多い.」とのことで,ソフトウェア系の会社でもそんなもんなんだなぁと驚かされました.

まぁ,無料でDL・インストールできるし,使用許諾文書も読まずに「同意する」を押すし,現状仕方ないと言えば仕方ないのか.いや,それは「万引しても何も言われないから万引する」と同じなのでは? 法的に規制は無いようなので,万引ともまたちょっと違うんだろうけど.でも,作者へのインセンティブというか,このシステムの根幹というか,モラルとしてどうかと.いや,モラルだけの問題ならこの不況の時代(でもなくなったか),使えるものは何でも使うべきか.

「20世紀はモノ,21世紀はココロ(哲学や考え方)の時代」と言われているように,もっと,形のないモノに対する価値観というのを養っていかなければならないと思います,特にエンジニア.いつまでも,形のあるモノばかり見てると,形ないモノを見られなくなりそうですよ.

・・・ということを思い出したのは,サイトライセンスの申し込みをしてないのを教授に指摘されたから.コピーできるからって,公の機関がコピーを使う訳にはいきません.教育面からもよろしくない.で,サイトライセンスの詳細は伝えたから,あとは秘書が手続きしてくれるかと思ってたら,そうじゃなかった.なんか,自分用にとりあえずシングルライセンスを購入したらしく,また,ライセンス数とかの計算し直して見積書もらってこないと...ちょうど,ライセンス数の境目だったんですよ.