教授からのお言葉

今年度最後の登校(多分)なので,教授に挨拶をしてきました.研究室に配属された5年前から考えると,研究室の雰囲気は想像できない程に丸くなってしまって,研究の前に人生を楽しむ,例えそれが大学院生活2(or 5)年という短い期間であっても,という考え方になってました.

昔は,研究者というものはもっとストイックな生き物であるべきで,研究のプライオリティは生命維持のためのそれよりも高く設定されるべきであり,それこそが美しい真の研究者であると思ってました.それ以外は淘汰されるべきであり,そういう人の集まりこそが学術界だと.

でも,今は誰もが,いわゆる「スローライフ」を送ろうとしています.もちろん,うちの研究室界隈では教授が大病をしたり,生徒の謀反が起こったりと,スローライフに移行せざるを得ない条件が重なったので一時的なものかもしれませんが,いずれにせよ根底の人生観は変わってしまったようです...

最後は,人生をどう送るのが幸せかと言う話になって,結局,生き物である以上,種を繋ぎ,天寿を全うすることがその使命であり,根本の幸せではないだろうかということに.当たり前すぎるかもしれないけど,大学に何年も籠もりすぎると見失いそうなところです.

もう一歩踏み込んで書きたいところですが,これはまた特別な人にだけ話してあげましょうw