美女に引き寄せられる人々 - 平塚事件
ふとテレビをつけたらこのニュースがやってました。色々考えさせられます。黒幕となる千鶴子被告に集まる人々−−−不倫相手の男性、4人の変死体と同居していた人のよさそうな男性（その後、5死体目になる）、廃棄弁当を毎日届けたコンビニ店長などなど。
このコンビニ店長は、事件を語る上であまり登場してきませんが、個人的には一番気になります。彼はお金に困っている千鶴子容疑者に、賞味期限切れたての廃棄弁当を毎日届けていたらしいです。千鶴子容疑者は、そのお礼としてか、店の品並べなどを手伝っておりました。そして、店長は後に600万円貸しております。
親切心からかもしれませんが、店長が千鶴子容疑者に少なからず好意があったのではないかと、私は思います。相手の気を引くために何かをしてあげたい。それを通り越して、相手の気持ちなんて関係なく、何かしてあげたくなる。男にそんな風に愛情を狂わせる魅力が千鶴子容疑者にはあったのだと思います。
自殺した最後の被害者にもそんな感情があったのかは分かりません。でも、本人に問いたいです。あんな常軌を逸した状況で警察を呼ばないこと、親族会議では千鶴子容疑者を庇うなど、それらの行動はなんだったのか*1。
とっさについてしまった嘘とのつじつま合わせのために何人も殺害した、これが事件の真相だと思うのですが。嘘をつくということ、つじつまを合わせるというところには悪意がないかも知れません*2。それなら、悪意なく周りを不幸に陥れる・・・、千鶴子容疑者はそんな人なのかもしれません。
千鶴子容疑者と巻き込まれた人々は星の巡りが悪かったのだろうかと、オカルトみたいな考えが浮かんでは消えていきます。
