高校の特別支援への取り組みの遅れ

小学校の90%では特別支援教育への準備が整えられているけど、高校だと15%程度。「受験をして入学しているのだから、障害のある生徒は少ないと見ている」と高校が考えている、と文科省の担当。(2005年5月13日 朝日新聞 教育面、大意)

NHKの福祉番組「ハートをつなごう」でも、寄せられたメールの多くは「大人の発達障害」の問題。今まで「やる気がない」「努力が足りない」と誤解されてきた軽度発達障害者の救済に関心が高まっています。高校に入学できる=特別支援等に該当しないというのは、これまでの先入観です。文科省から一般の学校にも、取り組みの通達が来ている意味を考えてほしいです。
主観だけど、大学入学まではなんとか漕ぎ着けている軽度発達障害者が多い気がします。大学生活は、経済的にも生活的にも徐々に自立していく時期に当たります。そのため、生活が(就学も)困難になり、障害に初めて気付くというケースが多いのでしょうか。