地元の不登校児の父親、本を出す

地方面に載っていたのでメモ。

普通の生徒に戻りたい

普通の生徒に戻りたい

小学校から中学校の4年間の登校拒否(不登校)を乗り越え、大学卒業後、内定までこぎ着けたケースです。
不登校のきっかけは孤立。小学校時代、生徒数の減少で1学年2クラスから1クラスになった際、クラスに馴染めなかったのが発端。しかし、中学でサッカーに目覚め、朝練と放課後練習の2回、登校できるようになる。高校受験では学力とは異なる分野でのがんばりをアピールし、県立高校に入学。高校は皆勤で、現在大学4年生。就職も内定している。
著者である父親によると、不登校からの脱出には教師、カウンセラー、地域住民の協力が欠かせないとのこと。一方、この生徒がこだわったのは、本のタイトルにもあるように「普通であること」。自分はどこか普通でないと感じていたのでしょうか。クラスに順応できなかったことが「普通でない」と感じたのか、周りから援助されることが「普通でない」と感じていたのか、もっと別の生きづらさがあったのか。
手記としては入社後3年くらいの追跡までが欲しいところですが、周りのサポートによって社会に適応できたケースとして参考になります。