限界の自認

サイン色紙 - 声優Wave

先日の自分の限界を知るという話に関して.限界や得手不得手を自認することにより,よりよい生活が送れるという話.

別の後期課程の人(社会人ドクター)からもちょっと話を聞きました.時間リソースが限られている以上,すべてを自分がやることは不可能.むしろ,適度に分散することにより良い成果を期待できると.つまり,文献調査,研究課題の設定,実験環境構築,実験,データ処理,考察,論文執筆をある程度のスピードでこなすのは,一人では非常に困難.実験などを部下に任せて,研究課題の設定などに労力を費やすことが望まれると.

そんなことは分かってます,私も人にアドバイスする時もそういう方針でアドバイスします.が,自分ではデキナイ.それは,背景に「自分から負けを宣言しては行けない」という生き方の刷り込みがあるわけで,体が動く限り,意識がある限り,すべてをやらなくてはならないという頭があるからだと思います.

結局,そんなのではいつまでたってもレベルの高いことはできないし,精神的・肉体的にも限界が訪れてしまう.でも,限界を超えて崩れた時点で初めて止めることを許されるわけで,自ら(先に)「ここが限界だ」と決めるのは,言い換えると,それ以降の全ての可能性を捨てることは,恐ろしくてとてもできない.

頭では分かってるつもりなんですけどね.こんなんじゃ,いつまで経っても良くならないや.今日はなんか寂しくて不安です...レキソタンをちょっと多めに投下しようかな.