『ハートをつなごう』発達障害第2弾終了

ハートをつなごうの第2弾、4回分の放送が終わりました。今回は寄せられたお便りを使った構成だったので、第1弾に比べるとアレでしたが・・・、いや、さすがに今回の作りは第3弾に結びつかないだろうというか。発達障害に詳しくない人には、本質から外れた印象を持たせてしまったのかもしれません。
さて、4日目の放送の冒頭で、匿名教師から「発達障害と思われる児童がいるが、親に伝えるべきか」という電話相談が放送されました。その中で、石田衣良の「他の先生のご意見は?」という質問に、先生は放送事故並のダンマリになってしまってました。私は「障害児担当の教官以外が無関心なのは、そんなもんだろうなぁ」くらいの印象でした。でも、出演された方のBlogを見て、これがいかに典型的で大きな問題であり、尚且つ対策がなされていない重要な点ということに気づかされました。

今日の先生の相談の電話は本当に、どこの学校でも普通にある話なのです。 来年から特別支援教育が始まるというのに、この状態。 現場が全くついていっていないことがわかっていただけたでしょうか??

この連携の不備さが、どれほど子どもを、先生を、そして保護者を困らせているか・・。 大きな、大きな、課題であると言えます。

特別支援教育が枠組みだけにならず、料理のきき味のように、児童一人ひとりの育成に役立つものになればと思います。発達障害者は、決して定型発達者界のお荷物ではありませんので。