解かれなくても別に良かったD-DECKの謎

screenshotYAMAHAから突如現れたニューコンセプトな楽器「D-DECK」・・・。発表前からPodcastドラマを作ったり、mixi公式コミュを用意したりと、電子楽器フリークとしては発表が待ち遠しかったです、いやはや。
満を持して解かれた謎は『http://www.yamaha.co.jp/d-deck/index.html』。え? Electone STAGEAの鍵盤ユニット? いやいや、Dualなシンセだそうです。ステージシーンでは、シンセは何段か重ねて使われるケースが多いので、2段のシンセがあれば便利なような気がします。プログラムや同期などもちょっと簡単になりますしね。でも、これは明らかにSTAGEAの(ry 現に「STAGEA D-DECK PACKAGE」なんてのも用意されてますし*1
そもそも、ステージに複数台のシンセを持ち込むのは、それぞれのシンセでしか出せない音(音質、特性)があるためです。例えばMOTIFを2台持ち込む人は少ないと思いません? あと、操作周りに関して、タッチパネルが正面左にあるのは、非常に使いにくいような気がしてなりません。ライブ演奏ではコンビネーションボタン+ボリューム群は重要なはずなのに、タッチパネルのさらに左側にある・・・?。インストラクションムービーでも使いやすそうには見えなかったです。スライダーもノブも、ましてやピッチのホイールさえありませんよ。文句ばっかり言ってもいけませんので、下鍵盤が61鍵になったことはひじょーーーに評価させて頂きます、ほんとに。
シンセユーザがターゲットだと思うのですが、エレクトーンとシンセサイザは文化が大きく異なり、用語や操作体系というか概念が根本的に違う気がします。これを踏まえて、D-DECKがどこまで受け入れられるか疑問でもあります。ちなみに私は根っからのエレクトーンユーザなので、未だにシンセサイザを適当に触るだけではリズムも鳴らせません(^^;
あまり愚痴は言いたくないですが、不況も脱したことですし、ギネスに挑戦するくらいのインパクトが欲しかったですね。発表前の煽りが豪華だった分、余計に残念です。早速、残念コミュmixiにできてますね・・・。

*1:ちなみに、このパッケージのお値段はSTAGEAスタンダードモデル(ELS-01)と大差ありません・・・。