神菜、頭をよくしてあげよう

頂きモノ、ありがとうございます。
この本はタイトルがズルい、表紙の絵もズルい(いい意味で)。雑誌連載のエッセイ再録なのでタイトルは何でも良かったらしく、著者の曲のタイトルからとったもの。
表紙の神菜はちょっと頭が弱そうで、「はわー」と観覧車から外を眺めている様子はとても切ない。やりきれない。涙出てくる。「頭をよくしてあげよう」と言ったものの一体どうしたものかと途方に暮れる右のオッサンも切ない。これから神菜はオッサンを頼ってくるよ、オッサンはどうすればいいんだ・・・、と妄想を掻き立てられる。そのくせ、曲の方はのほほんとしてシュールだ>香菜、頭をよくしてあげよう。これでは、悩み多きケラ!ッコやサブカル大好きな女の子ホイホイではないか。
読み終わって『バンドマンって、どんなことも楽しめる人じゃないとなれないのね』と思いました。楽しめることにとことんやり込む気質も才能だね。でも、本としては、表紙に9割持っていかれてる。内容は連載時に読んだ(笑
ちなみに、曲は『香菜』だけど、本は『神菜』。個人的には神菜の字面が非常にお気に入り。


神菜、頭をよくしてあげよう (角川文庫 お 18-14)
大槻 ケンヂ
角川書店
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おすすめ度の平均: 3.5
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